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乳癌検査なぜABUS?

日本における乳癌は以下のような特性があります。

  • 日本人女性の部位別死亡率の第6位
  • 日本人女性の部位別罹患率の第1位
  • 日本人女性の生涯において9人に1人が罹患
  • 早期発見で治る病気だが現時点で死亡率は減少していない

医用画像には多数のモダリティがありますが、3Dが主流で特にCT・MRでは日常的に3D撮影と読影が行われています。他方で、超音波検査では現在でも2Dによる診療、読影が行われています。ABUSは乳癌検診を目的として設計された自動全乳房超音波検査システムで、超音波でありながら3D画像読影が可能です。

EIISでは、医療機関のABUSで撮影された3Dボリュームデータを、EIISの認定専門医が3D/MPR再構成・画像観察・読影を行い、依頼元の医療機関へ読影レポートをお返しします。

乳癌検査の画像読影に関するEIISの強み

Advantage

01

専門医による読影

乳腺超音波読影医や、乳癌における専門知識と経験が豊富な専門医による読影とレポートが可能です。


Advantage

02

ABUS専用コンソールと高精細モニタによる画像観察

EIISは、医療機関と同じABUS専用コンソールと高精細モニタが完備しています。そのため、画像観察・解析・読影・高品質な読影レポートの提供が可能です。


Advantage

03

各種モダリティによる総合的な乳癌検診画像読影

マンモグラフィー・超音波・ABUSそれぞれの画像読影はもちろん、これらを総合的に診断することが可能です。

中島康雄

EIISは乳癌検査トータルサポートが可能です

乳癌検診において、X線によるマンモグラフィーが広く一般に知られており、医療機関において最も利用されていることはご存じのとおりです。しかし“デンスブレスト(高濃度乳房)”の方が多い日本人女性にはマンモグラフィーだけでは病変を見つけられないケースがあり、超音波検査との併用が有効であることはJ-STARTの報告でも知られています。

EIISではマンモグラフィーだけでなく一般的な超音波検査装置(手動超音波検査HHUS)による超音波画像の読影を行なっています。さらに、HHUSの弱点を補う自動全乳房超音波検査システム(ABUS)の読影も可能です。これによりX線画像(マンモグラフィー)と超音波画像(HHUS・ABUS)、異なるモダリティの読影による乳房画像診断のトータルサポートが可能になります。
将来的には診断支援AI(人工知能)により更なる精度向上と早期発見に役立てることが可能となるでしょう。

理事⻑ 中島康雄

ABUS(Automated Breast Ultra Sound)とは

超音波検査の最大の課題は、乳房組織を的確かつ鮮明に描き出すために高度な検者スキルが必要なことです。
Invenia ABUS” は優れたユーザビリティでこの課題を乗り越えることが可能です。
ワンタッチの簡単操作で検者スキルに左右されることなく、一定の時間内での乳房のフルボリューム・スキャンが可能です。そのため、検診や検査プロセスをスケジュール通りに進行できます。

また、乳房全体の3Dボリュームデータをデジタルで保存するため、取り残しがなく何度でも観察、読影することが可能で見逃し防止にも有用です。
乳癌は、マンモグラフィーと超音波検査の併用が早期発見に有効(J-STARTより)という研究結果もあるため、併用をオススメします。

ABUS(Automated Breast Ultra Sound)
マンモグラフィー

マンモグラフィー

メリット

  • 石灰化が明瞭に描出される。
  • 短時間で検査終了。

デメリット

  • 圧迫による痛みや若干の被曝がある。
  • 高濃度乳房など乳房構成によって感度低下のリスクがある。
手動超音波検査

手動超音波検査(2D HHUS)

メリット

  • 日本人に多い高濃度乳房での病変検出に優れる。
  • 検査時間が10分程度。

デメリット

  • 病変描出は検者のスキルに依存。
  • 全画像が記録できないため再現性に課題がある。
  • 被検者の乳房サイズによって検査時間が安定しない。
ABUS

自動全乳房超音波検査(3D ABUS)

メリット

  • 日本人に多い高濃度乳房での病変検出に優れる。
  • 検査時間が10分程度。
  • 乳房全体を3Dボリュームデータとして収集・保存するため繰り返しの読影が可能。
  • 検者のスキルに依存しない。

デメリット

  • データ量が大きいため読影に時間と習熟が必要。
ABUSのメリット

自動全乳房超音波検査システム(ABUS)の特長

ABUSは超音波検査のメリットを活かしつつ、デメリットを補うことが可能です。
スキャナーボックスを片側の乳房に数回軽く押し当ててスキャンするだけなので痛みもなく短時間で検査が終了します。

ABUSのメリット

  • 撮影と読影の役割を分離
    経験不足であっても撮影可能。また、専門医が遠隔で繰り返し読影可能。
  • 三次元画像データによる再現性と客観性の確保
    撮り残しや病変見逃しの防止、検診に有効。
  • 超音波検査の精度管理に寄与
    検査によらない安定した画像。

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